植え替えの合間を縫って水戸に行ってきた。
 主目的は水戸芸術館にて開催中の宮島達男|Art in Youだ。

 宮島達男と言えばLEDのデジタルカウンタを使った作品で知られる現代美術家だ。人気作家なので作品を目にする機会は割と多いが、未見であれば東京都現代美術館に常設展示されている「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」がお薦めだ。

 僕が好きなのは千葉市立美術館所蔵(多分)の「地の天」だ。巨大な作品なので滅多にお目にかかれないが、作品名に恥じない、地上に現れた宇宙(と書いてそらと読ませたい気分)を見ていると時間の経つのを忘れる。

 話を戻そう。「宮島達男|Art in You」だが、大がかりな作品が多いので展示点数は少なめだ。なので時間に余裕がなければ、ある程度駆け足でも見られるのがありがたかった。もちろん余裕があればいつまででも見ていられる。

 今回展示されていた作品の中で自分が一番惹かれたのは「Death Clock」だった。iMacに表示された人物写真とともに数字がカウントダウンされていく作品で、数字は写真に写った人物の(本人が想像する)寿命までの秒数(ただし1/10スケール)だ。
 仮に寿命が30年だとすると、0になるまでは1/10スケールだから3年かかる。10年でも1年だ。となると会期中に0になることは有り得ない。人生は長い。しかし、ただひたすら減り続ける数字を見ていると、長いが着実に死に向かっている事を意識せずにはいられない。冷徹な時間。そんなことを思う一方で、0が近づくと画面効果が発生するらしいと聞けば、その数字が"命"を表しているにもかかわらず「早く0にならないかな」なんて思ってしまう。不謹慎。なんて具合に色々考えさせられた作品でした。

 ワークショップにも飛び入りで参加。初対面の相手の体に数字をペイントする&されると言う内容。良くボールペンで腕に色々書いたりしている自分にピッタリ。

 宮島達男|Art in Youの会期は5/11まで。水戸はもうしばらく櫻も楽しめそうだし、週末予定が無ければ行くべし!